コクヨから学ぶ、掛け合わせで生み出す新たな価値。

雑記

(サムネイル:UnsplashShubham Dhageが撮影した写真)


こんばんは。
ピクセルアニメクリエイターのおかか容疑者でございます。


本日はMisskeyを見ていて流れてきた情報についてのお話。
コクヨの「大人のやる気ペン」なるアイテムでございます。

コクヨ「大人のやる気ペン」 資格勉強・リスキリングの努力を見える化
コクヨは、資格取得やスキルアップのためのリスキリングといった大人の勉強の日々の努力を“見える化”するIoT文具「大人のやる気ペン」を、1月29日から3月15日までMakuakeで先行販売する。一般販売予定価格は9,900円で、Makuake...


ペンに装着するタイプのデバイス。
付けたペンを動かすことで「やる気パワー」が溜まり、専用アプリでスゴロクのようなマップを進むことができる。
その中でアバターをカスタマイズしたり、他の利用者アバターを見たりすることができるのだと。
うむ、目の付け所がとても面白いですね。


かの名著「LIFE SHIFT」にて、人生100年時代における今後の生活の変化について詳しく語られております。
特にワタシが感銘を受け、未だに覚えている一節が、「今後は余暇の時間をレクリエーション(娯楽)に使うのではなく、リ・クリエーション(再創造)に使っていかなくてはならない」というものです。


従来の商品というのは得てして「性能」を重視していることが多かった。
もちろん高性能な製品を求めるのは現代の我々もしていることです。
しかし現代はある程度の性能があることはもはや大前提になっているのではないでしょうか。どのメーカーでも基礎的な技術力が高まっており、性能として低レベルなものは昔に比べれば出てこなくなったのではないかと。
(通販の激安商品なんかはその限りではないと思いますが、それは購入者側がある程度覚悟しているとは思いますので…。)
そしてそこにプラスして新たな価値のついたもの。そういう商品でなくてはヒットは望めない。そうなっていると思われます。
新たな価値として、コクヨは「やる気」という部分にフォーカスをしておるわけですね。

勉強する中で感じている課題については「モチベーションの維持が難しい」が最も多かった。
そのほか様々な声を集める中で、「子供の場合は親に褒められたり、応援してもらえたり、あるいは怒られたりすることが励みになる。大人の場合は誰からも怒られも褒められもせず、自分でなんとかするしかない。そこに孤独感のようなものが感じられた」という。
「毎日机に向かうのが辛い」「すぐに集中力が切れる」「はじめの10分が辛い」、こういった理由で継続できない人の、勉強したいという想いを叶えるには、「一日一日のほんの小さなモチベーション」が大切であるとの考えから、小さなモチベーションの積み重ねをサポートするため、大人のやる気ペンを開発した。

コクヨ「大人のやる気ペン」 資格勉強・リスキリングの努力を見える化 – Impress Watch



本来的には「自発的にモチベーションが上がらないものには極力取り組むべきではない」、とワタシは思いますが。
会社の業務に必要な知識などは、やはり気が進まなくてもやらなくてはならない。そういう場面もあるかと思います。
「自分から学習をしていく」、というのは慣れない人からするとかなり大変な作業でしょう。
そこにヒントを得て、どうしたら自主的な学びを継続していけるのか?を追求した。「リスキリング」という言葉もかなり浸透してきた現代。これは今後の世界においてもきっと社会に有益な取り組みとなるのではないか。と思われます。


文房具など、既存の商品にも新たな価値を付与していく。
一見これ以上進化の余地がなさそうなものでも、いろんな課題と結び付けていくことで、まったく新しい提案ができる可能性がございますな。
また、「やる気」という目に見えないものを、今回の例ではペンを動かした時間として数値化できるようにした。このように、測定が難しいものを何らかの方法で代替する。というのも注目したいポイントですね。

発想の種になりそうなよいお話でございました。



さて…そろそろお時間です。
またのご面会、心よりお待ちしております。

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