ワタシのドット絵作成用デバイスについて。

ドット絵

(サムネイル:UnsplashRebekah Yipが撮影した写真)


こんばんは。
ピクセルアニメクリエイターのおかか容疑者でございます。


描いてますか~~!!

今回ここに訪れたアナタは、こんなタイトルのお話を覗きに来たということはきっと何かしらの絵を描いているはず。
本日はワタシが何を使ってドット絵を描いているかを語ってまいりたいと思います。
振り返ってみると使うデバイスって地味に変遷を遂げてきておりますので、自分のためにも一回ここで語っておこうかなとふと思いまして。




最初期

トラックボールマウス

最初期はもっぱら「マウス」。おそらくほとんどの方がここからのスタートではないでしょうか。ずっと地道にカチカチやっておりました。
画像は現在使用しているトラックボールマウスです。当時はごく普通の滑らせて使うタイプですね。とはいえトラックボールマウスでも特に問題なくドット絵作成はできます。


ワタシがドット絵に触れることになったのはスマホアプリの「ドットピクト」からです。
そこからPCのドット絵ソフト「EDGE」を使い出した頃のあの高揚感といったら!

ドットピクトは初心者が迷わないよう、敢えて制限をキツめにしてあるソフトです。それがデフォルトの認識だったため、EDGEの「色数もキャンバスサイズもほぼ無制限に使える」というのは可能性が広がりすぎて非常にワクワクしたものです。
そのためマウスでカチカチやるスタイルでも何も気にならず、とにかくいろいろと雑な絵をやっておりましたね。
(マウスで作品制作をし続けている凄腕ドッターさんもおられるので、マウスをメインデバイスとしていっても何も問題ないと思います。)



本格的に取り組む

どれだけ続けるのか見当もつかないようなドット絵制作でしたが、思いのほか続けることとなりまして。
マウスでカチカチやり続けるのも悪くないのですが、もうちょっと効率的にやれないか。


ペンタブとクリスタタブメイト

ということで次に手を出し、長らく使ってきたのが「ペンタブ」です。


地元ですぐ買えた上に安い「One by Wacom」という板タブ。
以前、Youtubeにてとあるドッターさんが配信をしており、そこで話を伺ってみると「ペンタブを使っている」とおっしゃっていまして。


ガチ絵師さんみたいでかっこいい!!

と素直に思いました。(※その配信者さんはガチのプロです)
ちょっと調べてみると、板タブであれば思ったより安価にゲットできることがわかりました。ほほう。


というわけで一度試してみることに。
やってみると確かにマウスより明らかに速い!連続して点が打てるようなものですので、一回一回クリックしていくよりは当たり前ですが速いですよね。
ワタシ個人としてはこういったペンでのお絵描きというものには苦手意識というか、少々受け付けづらい部分があったのですが、効率を考えればかなり有力なツールだなと。


そしてより操作しやすいようにと手を出したのが「左手デバイス」。

CLIP STUDIO TABMATE(クリップスタジオ・タブメイト)というデバイスがございまして。
ワタシは一応CLIP STUDIOを購入しておりましたので、割引で買うことができました。情報を調べてみた感じ初期のものは不良品も結構あったようですが、そこから改善が進んでいるようで。
ワタシも実際使ってみた感じ、すぐに壊れるようなことはございませんでした。さすがにそれなりに使っていると背面のボタンが壊れ、ホイールも挙動がおかしくなったため一度買い換えはしましたが。現在のものは二代目ですね。
イラストレーターのさいとうなおき先生は、以前の動画で(ダメになったものも含めて)確か6本くらいのタブメイトを載せておられましたね。加えて別のデバイスも使用なされておられました。努力の跡が垣間見えますなあ…。


このタブメイト、基本的にはCLIP STUDIO専用のデバイスとなっております。ですので「Joy To Key」というソフトとセットで使っていきましょう。
フリーソフトですが、長く使うようなら感謝の気持ちをもってライセンスを購入するのがよいでしょう。ワタシはライセンス購入しました。

そして現在

長らくペンタブ&タブメイトという装備でやってきましたが、やっぱり何かちょっと違うな、と。


機能的には特に不満はないのです。作成は問題なくできます。
ただ、個人的に自分のことはクリエイターだとは思います(何かを創っていることは間違いないと思うので)が、絵師などという立場とはちょっと違うよな。と思っているんですよね。ある種のコンプレックスなのですが。
ペンタブというのは実際の紙に手描きする形式で使うものですが、これはちょっとワタシには仰々しすぎるような気がしてきたのです。


というわけで今一度ワタシにマッチしたデバイスを探してみることに。
そしてなかなか良さそうなものが見つかりました。





ゲームパッド



コチラです。ゲームパッド(コントローラー)。
たびたびゲームは遊んでおりますので使うには使うのですがそんなに使用頻度は高くないこのパッド。
眠らせておくのももったいないな、と思ったのがキッカケでした。

これでドット絵制作できたらちょっと面白そうじゃない?



という気持ちがムクムクと湧いてきまして。
いっぺん試してみるか、とJoyToKeyでゲームパッド用の設定をしてみました。


物は試し。一度やってみたら思いのほかいい感じに機能してくれました。
カーソル移動を左スティックで行っているのでナナメ移動がやや厳しいのですが、ドット絵なのでそこまで厳密な線を引く必要がございません。その都度ちょっと修正していけばよいだけなので。(普通のデジタルイラストだとかなり痛い問題だと思いますが…。)


・作りが頑丈。
・ボタンが多い。
・ペンタブと片手デバイスを購入するよりも(基本的に)安い。
・だいたいどの家電量販店でも買える。
・マイノリティ気分を味わえる。



と、結構メリットも多いんですよね。


半分冗談で書いてますが、最後の「気分」ってかなり大事だと思うんですよね。
パッドをガチャガチャやってドット絵やってる人ってそういないとは思うので、傍から見たらそれなりに面白いとは思うんですよ。
そういう「人とはちょっと違うこと」をやって面白い作品が作れたらイケてるのでは?などと思うと、それがモチベにつながったりもします。あくまでワタシの話ですが。


一人一人モチベの上がりやすい条件は違うので、たとえ多少効率が悪くなってもご自身にマッチした方法を取るというのはすごく大事だと今はよく思います。
個人的にはいろいろな意味でこれが割と真面目にマッチしている感じですね。「こんなことやってるヤツもいるんだな」と笑っていただけると幸いです。

今後もよさそうな手法があればとりあえず試してみたいなーと考えております。
アナタも今やっていることにイマイチ飽きていたら、効率などはいったん脇に置いてみて、違った方法でアプローチをしてみてはいかがでしょうか。



さて…そろそろお時間です。
またのご面会、心よりお待ちしております。

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