野菜を育ててそれがもらえる?謎アプリ・カウシェについて。

雑記


こんばんは。
ピクセルアニメクリエイターのおかか容疑者でございます。


先日、バイト先の職場の方と話していたんですが。
何やら妙なアプリの話を始めたんですよね。
曰く、「野菜をゲーム内で育てるとその野菜がもらえるんですよね」とのこと。


普通に考えたらおかしな話です。
単にゲームを遊んでいればモノがもらえる。当然ながらモノを用意するのはアプリの制作者側であり、配送の費用だってかかります。
お金のやり取りなしに無制限に続けられるものではございません。


話を聞いていくと、どうやらいわゆる「スタミナ制」が導入されているようです。
一日のうちで野菜の世話ができるのはスタミナがある分だけ。早く育てたい場合は水を買ったりできる。とのこと。
なるほど。このあたりの要素で多少のマネタイズはできそうですね。
とはいえこの程度の収入では明らかに赤字でしょう。


どうなってんねん、という事でそのアプリの事をさらに聞いてみました。
「名前は忘れたけど、「野菜を育てるゲーム」とかで検索したら出てくる」とのこと。
おいおい。そんな適当なので出てくるんでしょうか。



出たわ。

明らかに一番上のやつですね。




検索をかけて一番最初にヒットしたのがコチラの「カウシェ」というもの。
……ショッピングアプリ??
「テレビとかで紹介もされてるらしいですよ」と話していたので、これでほぼ間違いないはず。
そして確かに野菜を育てるゲームらしきものが一応載ってはいますが、えらい小さい扱いです。


ますます意味がわからん。
どういう仕組みでマネタイズできてるのか。怪しい部分がないかという点も含めてかなり興味を惹かれましたので、もう少し検索で情報を得ることにしました。

ちょっと調べてみたら詳しくまとめてある記事が。
ゲームで育てた作物が自宅へ届く⁉︎デジタル農園体験を楽しめる「カウシェファーム」って?|ウォーカープラス
この記事を読んでみてかなり疑問が氷解しました。


つまり、この野菜を育てるゲームはこれ自体がオマケのコンテンツ。本命はあくまでEC(Electronic Commerce、ネットでの通販)。
通販のサイトは当然ながら自分が買い物をする際にしか開きません。
このカウシェという会社はもっと日常的にアプリを開いてもらうべく、このカウシェファームというサービスを用意。ユーザーに「野菜をもらえる権利」を渡しつつ「アプリの使用を日常に組み込んでもらう」のが目的であると。
友達から「タダで野菜とかもらえるアプリがある」と誘われたら気になりますしね。よい展開方法だなあ。



あと個人的に面白いなと感じたのは、先の記事でのインタビューにて話されていた部分ですね。


カウシェの代表取締役である門奈剣平が日本人と中国人のハーフであることから、アジアのトレンドに強く、韓国のショッピングアプリ『Alwayz』や『Kurly』、中国の『Pinduoduo』など、アジア諸国ではゲーム機能を取り入れたECアプリが流行・急成長していることに着目をしていました。
今回の『カウシェファーム』は、アジア諸国のトレンドをいち早く日本にも取り入れた形です。

ゲームで育てた作物が自宅へ届く⁉︎デジタル農園体験を楽しめる「カウシェファーム」って?


現代はこのカウシェファームのように、ゲーム要素を付けたECのサイトがアジア圏ではかなり成長しているらしいです。知らなかった。
いろんな物をゲーム化する「ゲーミフィケーション」というのは理に適ったことだと思いますが、買い物にもゲーミフィケーション要素がついてくる時代になったかと。
今でこそ異色のアプリ、と思えるカウシェですが、世界的な目線で見ればむしろこれからどんどんこういったアプリが普及していくのかもしれません。
「買い物」というあまりにも日常的な行為の、新たな進化を垣間見る出来事となりました。




さて…そろそろお時間です。
またのご面会、心よりお待ちしております。

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