こんばんは。
ピクセルアニメクリエイターのおかか容疑者でございます。
読書は楽しい!!
のですが、一度本を読み終えて「あー面白かったー!」となった後、しばらくするとその本の内容がほとんど思い出せない。
これはワタシも含め、多くの方が陥る現象だと思います。
内容はいいことを書いてあったはずだけど、どんな内容だったのかはよく覚えていない……。
これはやはり勿体ないことだなぁと。
完全に笑い話なのですが。
以前、書店の古本コーナーにて「これ面白そうだな」と思って買った本がございまして。
その方の本は前にも読んだことがあったので、「やっぱりこの人はこういう主張をこの本でもしてるんだな~」などと楽しく読んでいたわけです。
で、一通り読み終えて満足し、本を本棚に入れようとしたら……
おんなじ本もう持ってるやんけ!?
完全に同じ本を二度買っていた、という経験もございます。マジで。
というわけで今回は読んだ時間を無駄にしないようにすべくそして同じ本を二回買わないようにすべく、現在ワタシがしている読書の際の行動についてお話ししようと思います。
平たく言うと「メモを取ろうぜ」という話でございますね。
それをどのように使うか?という点も含めて、ワタシがいろいろな方から学ばせていただいた術を語らせてもらいましょう。
「全てを覚えよう」とは思わない
最初に、ワタシが新たに心に刻んだお話からしていきましょうか。
精神科医、また作家など幅広い活動をなされている樺沢紫苑先生の「アウトプット大全」という本をオーディブルにて聴いておりました。
オーディオブックですので現在手元にないのですが、樺沢先生いわく、
「人間は一度に3つの事までしか覚えられない。だから1冊の本から3つの内容を覚えられれば上等。
もし更に多くの事を覚えたいなら、その時にもう一回読み直して新たに3つのことを覚えていこう」
といったお話をされておりました。
これが印象深く残っております。
アニメ評論家であります岡田斗司夫さんも、読書する際には
「だいたい著者が一冊の本で主張したいことは限られている。だから最初に目を通して、その部分を自分で抜き出してみる」
といったお話をされていました。
ご自身で本を書かれている方ですので、かなり信頼できる話ではないかなと。
こういった意見を踏まえると、「一冊の本についてその全てを覚えよう」と思うのは正直あまり必要のない努力なのだろうなと。
著者が読者に伝えたいポイントというのがいくつかある。それを補強するために他の枝葉末節の部分がくっついているのだ。というような認識でしょうか。
とはいえ、その枝葉末節の部分に面白い発見があることもございますね。
どこが大切な部分かは読者一人一人異なる。
なので、アナタが読んで「ここがいい」という部分をハッキリさせるのが一番必要なことなのだろうなと。
ちなみに、巷には本を要約して簡潔に伝えてくれるサービスというものもいろいろあるようで。(本の要約サービス flier(フライヤー) などはメジャーなサービスでしょうか。)
ワタシは使ったことがありませんが、本の主旨だけを知りたいのであればこういったサービスを使ってみるのも一つの手段かもしれませんね。YouTube動画でもこういうものがあった覚えがあります。
(ワタシは純粋に読書という行為が楽しいので、余程手早く知識を得たいという場合でない限りは使わないかな。)
具体的な方法
以上の点を踏まえ、現在ワタシがやってみている行動についてお話ししましょう。
ちなみにワタシはkindleのFireタブレットで電子書籍を読んでおります。この前提でお読みくださいませ。
(紙の本でも「付箋を使う」などで同じことはできると思います。)
kindleは便利な機能「メモとハイライト」を使うことができます。
まずは読みながら、自分が何かしら思ったことがある部分をハイライトしていきましょう。
「思ったこと」というのはどんな事でもよいです。単純に「面白かった」というのもそうですし、「考えさせられた」というのもそうですね。
ワタシはハイライトの色を青と黄色の二色で使い分けております。
重要度が高そうか低そうか、という観点でですね。低そうなもの(面白い話、雑学的な話など)は青色。高そうなもの(心に残る話、覚えておきたい教訓など)は黄色。にしています。
あまり深く考えなくてもよいので、とりあえずハイライトをつけましょう。
そして、その時の自分の思いをメモとして書いておきます。
一文、ないしは一言でもいいですね。とにかく絶対にメモを付ける。
これを読んだ時点での自分はどんな思いだったか?これを付けておくことで、後で読み返したときの臨場感がかなり高まります。
ですので、青色でただ「面白い」とか「笑える」みたいなメモも、時間が経って読み返した際に「そういえばこんな話あったなあ~」と、その本に愛着が湧きやすくなると言いますか。
こういうのって個人的には割と大事なことだなぁと思っております。うまく言えませんが、ただ情報を得るだけとはまた違う見方ができる、と言いますかね。
そして一度読み終えます。
kindleはハイライトした部分をまとめて見られる機能がございます。ですので読み終えた時点で、これを使って少し「まとめ」の時間を取ってみましょう。
一通りハイライトした部分を読み返しつつ、「ここは特に大事だな」と思う部分をピックアップしていきます。
ワタシの場合はハイライトの色をオレンジ色に変えておりますね。
一度全て読み終えると、その本についての内容がかなりわかっているはずです。
最初に読み進めていたうちはそこまで大事ではないと思っていた部分が、もう一度見返してみると「ここって案外大事じゃない?」と思い直すこともよくあります。
そのため、基本的には黄色の部分を抜き出しますが、青色から抜き出すこともそれなりにありますね。
どんどんピックアップしていきましょう。
ピックアップできた部分がそれなりに出てきます。
では、ここから「自分が一番好きな箇所ベスト3」を決定していきましょう。
ワタシの場合は☆(お気に入り)として選ぶようにしています。
自分がいいなと感じた主張を3つ探してみる、という感じですね。そのため、別の箇所に書かれているが同じような主張をしている部分をひとまとめにして選んでもよいでしょう。
これがなかなかに難しいんだ。内容の濃い本であるほど、3つに絞り込むのは結構大変です。全部選びたくなるんだよな。
しかし3つに選ばれなかった部分も別に消え去るわけではございません。オレンジのハイライトで探せばまた見ることができます。まずは3つに絞ってみましょう。
3つ選ぶことができたら最後にそれらを文章化しておきましょう。
ワタシは冒頭のタイトルなどの部分にオレンジで☆を付け、そこに「その本を読んだ感想」と、先の「ベスト3」を簡潔に自分の言葉で文章化してメモするようにしております。
こうすることで、後に「この本ってどんな本だったっけ?」というのが、最低限このメモを見るだけでわかるようになるのです。
そしてベスト3を自分で短くまとめてみることにより、その部分で一番重要なところを考えるようになる。いわゆる要約力がつくのでは?と考えてやってみています。
ともかく、短文で置いてあれば後で見た際にも見返しやすいですからね。
(ワタシの場合はこのブログで記事にすることまで考えておりますので、この感想を書く時点でブログにそのまま載せられる形にして書いてみております。
ですので実質ブログを書いているのと同義になりますね。)
というわけで、
・「本の内容はある程度忘れてしまう」という前提でもって読書に臨む。
・「こういうところが特によかった」という点を読後にまとめて文章にしておく。
これによって、最低限「これはこういう本だ」という記録ができます。
この本について思い出したいときはここを見ればだいたい思い出せる。という状態まで作っておけば、無計画に本を読むよりは有意義な時間にできるのではないか。と考えております。
まとめ
本日はワタシの読書法について語らせていただきました。
樺沢先生もご自身の本で語っておられましたが、「読んだ本についての簡単な感想でさえすぐに話せない人が多い」とのことです。
ですのでこれは比較的普通なことだと。
その上で自分なりにちょっと一工夫してみる。それだけでもちょっと有意義な時間にできるかもしれませんね。
さて…そろそろお時間です。
またのご面会、心よりお待ちしております。
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