こんばんは。
ピクセルアニメクリエイターのおかか容疑者でございます。
スマホでドット絵を描きたい!という場合。
ワタシは「ドットピクト」というアプリをオススメしております。
(「ドット絵イラスト初心者は無料アプリ「dotpict」を試すべし。【スマホ・iPad】」など、過去にも何度かドットピクトについてのお話をしております。よろしければ覗いてみてください。)
しかし、「ドット絵を描くアプリって他にもいろいろあるのに、ドットピクトだけ紹介しているのも不公平なのでは?」という思いもございまして。
他にどういうアプリがあるのか一度調べておく必要があるな。と思い立ったわけです。
というわけで、新たなドット絵アプリを求めGooglePlayの世界にダイブ。
はてさて一体どんなツールが見つかるかな……
………ん?
何だコレは。
この「Pixel Art Classic」というアプリ、見てみるとどうやら「塗り絵ゲーム」というジャンルを掲げております。
「シンプル」を2回も繰り返しているあたり、とかくシンプルさをウリにしたゲームなのでしょう。
どんなゲームなのか気になったのでググってみます。
うーむ………このゲームに似たゲームはたくさん検索結果に出てきますが、このゲーム自体に関する情報がほとんど出てこない。
ただ、調べた感じですとGooglePlayや他サイトによく似たゲームが何種類も存在していることが確認できます。
レビュー数はそれなりにあり、平均評価は☆4.1とのこと。
なるほど。それなりに遊ばれている上で良い評価を得ているのですなあ。
せっかくなのでレビューも見ておきましょうか。
うわあ。
このゲームに秘められた”何か”によって道を踏み外してしまった者達でしょうか。
何か見てはいけないものを見てしまった心地がします。
複数存在する謎のアプリ。
断末魔を思わせる、奇怪なレビュー。
この先は危険なのかもしれない。
しかし、後世のためにもできる限りの調査はしておくべきではないか。
未知の恐怖に震えつつ、ワタシは意を決してこのアプリをスタートさせたのでした…。
突入せよ!Pixel Art Classic事件
アプリを開くと、すぐに言語確認画面が。
ピンクが基調でかわいらしいデザインですね。
ちゃんと日本語も存在しておりますので、日本語で進めてまいりましょう。
えっいきなり広告!?
ゲーム本編なのかと思ってうっかりタップしてしまいそうになるネコちゃんのゲーム広告が出てきます。なかなか狡猾なやり口だぜ。
惑わされず、画面右上の「アプリに移動」でアプリに戻ることにしましょう。
アプリの最初の画面はこの「ホーム」画面です。
モノクロのドット絵がいっぱい並んでおりますね。
ホームのところに通知みたいな感じで「92」と書いてありますが、ワタシはこの日初めてアプリを起動しております。このドット絵の総数なのかな?
画面下にあるモードを一通り見てみましょうか。
「トップ」はこんな感じ。
「ランキング」とある通り、おそらく今一番アツいドット絵が掲載されたりしているのでしょう。
「デザイン」はこんな感じ。
ゲーム性が全然わかりませんが、自前の写真なども使って遊べる?んでしょうか。
「マイアート」画面。
データがまだ無いようです。名前から察するに、自分で作品を作ったらここにどんどん載っていくことになるのでしょう。
とりあえず一通り確認し終えたので、ホーム画面に戻って何かドット絵を選択してみることにしますか。
何が何だか全然わかりませんが、きのこの山派ですのでキノコの絵を選んでみました。
たけのこの里は後発劣化品ですので騙されて買わないように。
画面が移動して制作画面のようなものになりました。
最初に操作解説のアニメーションが流れてきます。
画面下に数字がございます。これをクリックしてから同じ番号のマス目を押していけば色が塗れると。なるほどなるほど。
操作説明を「続ける」ボタンを押して消すとこのような画面に。
この最初の状態では番号が見えませんが、ピンチアウト(指2本で広げるやつ)の操作をすることで番号が見えてくるようになります。
最初から番号出してていいだろとは思いますが、全体図をいつでも確認しやすくする配慮なのでしょう。たぶん。
お、知り合いからLINEが来た。
ちょっと確認しましょう。
返信OK。それではアプリに戻りましょうか。
またかよ!!
どうやらこのアプリ、少し待機状態にしてから戻ってくると広告が入るようです。
しかも広告内容がこれと同じようなアプリ。競合ゲームも宣伝してあげてるの?時代はシェアだけどこれはなんか違うのでは??
ちなみにここの画像からはカットしておりますが、ゲーム画面の一番下にも広告が出続けております。
間違ってタップしちゃわないように気を付けましょう。
このゲームの目的が何となく分かってきた気がいたしますが、とにかく一度クリアはしてみましょう。
下の数字を選択しながら、チマチマと塗り作業を進めていきます。
画面上部にあるメーターで全体の進捗度がわかるようになっておりますね。現在は20.8%完了とのこと。
そして数字の周りに出ている緑のメーター。これが「この数字の箇所がどれだけ塗れたか」の表示となっておるようです。
今回のドット絵は2番がアウトライン、縁取りの色みたいですね。なるほどねえ。
………このゲーム、シンプルにめんどいのでは?
シンプルさを前面に押し出しておりましたが、時間切れなどゲームオーバーの要素もなさそうで、ひたすら淡々と塗っていく。
分類的には禅の修行などになるのではないでしょうか。
さて。
アナタもお気づきになっているかと思われますが、下にある数字のすぐ上のあたりにいろんなアイコンが並んでおりますよね。
よくわかりませんが、何かしら意味があると思われますので、一通り試してみましょうか。
まずは一番左にある「爆弾」から。
着弾!!
上の画面からはよくわからないかと思われますが、この爆弾を選んだ後にマス目のどこかをタップすることで爆弾投下。
その周辺のマス目を自動的に塗りつぶしてくれるのです!
(今回はキノコの傘の左側あたりに落としました。)
続いて、3つめにある「星」も使ってみますか。
これはいわゆるマジックワンドなのでしょうね。これを選んでから、爆弾を落とした部分の上にある「3番」の部分をタップしました。
ひとつなぎになっている3番マスが一気に塗られましたね!
全て塗れてマス目がなくなった番号は選択ラインから外されていきます。
残りは6つ!
周辺の胞子?部分も塗りつつ、全体の4分の3が完了しました。
2番目の「バケツ」を使って一気に塗りを進めましょう。ぶっちゃけ「星」と何が違うのかよくわかりません。
あ!
アイテムを使いすぎて回数が0になってしまいました。
と思った矢先に「広告を見る」のボタンが唐突に出現。
見る気はまったく無かったのですが、不意を突かれて押してしまいました。野郎……!
結構長めの広告を見せられ、その結果としてアイテムの使用回数が増えました。
このように(使用回数を)稼ぐのだ!
完成するとこんな感じに。
できた作品はスマホに保存したり共有したりできるみたいですね。
「おそらくこれも好き」として次のオススメ作品も表示してくれます。
そして完成した作品はこのようにチェックマークが付き、クリアしたことがわかるようになるのですね。
さあ、アナタもかわいいドット絵を塗り塗りしてゲットしましょう。
ワタシはこれ以上は遠慮しておきます。
もしかしたら役立つ、かも…?
今回のレポートでおわかりかと思われますが、このアプリ、基本的にどれだけ広告を見せられるか?に全力を尽くしておりますね。
要は単に広告で稼ぎたいアプリ、と見なしてもよいかと思います
しかし、このアプリ、捉えようによっては意義のあるものになるかもしれません。
ドット絵にまったく触れたことのない人がドット絵に興味を持ったとしましょう。
その場合、ワタシならば一番最初に「模写」をやってみたらいいよ、と勧めると思います。
やはり好きな物を描いてこそ楽しめるだろうと思いますからね。
しかし模写の対象が難しすぎたり、または模写したい物が思い浮かばなかったり。そういった場合もあるかもしれません。
そこでコレ。
アプリに出ている絵を見ながら「これ良さそう」という絵を選んでチャレンジしてみる。
自分で描いている感は薄いかなと思いますが、それでも自分が指を動かして描いていることは紛れもなく事実なのです。
アイテムもまあ、バケツツールとか普通に使いますからいいんじゃないでしょうかね……。
一通りやってみて「自分でもこういう絵が描けるんだ」というちょっとした自信を得る。
ドット絵に限らず、これってかなり大事なことだと思うんですよね。
その経験をするはじめの一歩として、(推奨はしづらいですが)もしかしたらこの手のアプリが使える…かもしれません。
まとめ
今回はGooglePlayで見つけた謎のゲームを実際に遊んでみてのレビューをお伝えいたしました。
狂気のゲーム、というわけでは全くありませんでしたが、広告の頻度に関してだけはある意味で狂気的でしたね。
一応はドット絵が描けるアプリではあるので、画面を見て「面白そう」と思ったら遊んであげると開発者が喜ぶと思います。
さて…そろそろお時間です。
またのご面会、心よりお待ちしております。
この記事がお気に召したなら、
◎ギャラリーからワタシの作品を見ていただいたり、
☆Misskeyアカウント(@daidaimyou)
☆Caraアカウント
☆X(旧Twitter)アカウント(低浮上)(@daidaimyou)
をフォローいただけますと脱獄の励みになります。よろしくお願いいたします。
ドット絵(一枚絵・アニメーション)制作のお仕事も承っております。
お仕事依頼ページよりご連絡くださいませ。(現在受付停止中)
コメント